中国共産党中央政治局常務委員である曾慶紅中央書記局書記は11日北京で、親民党の宋楚瑜主席率いる大陸部訪問団一行と会見し、会食しました。

　会見中、曾慶紅書記は、親民党が党を樹立して以来、一つの中国の原則を堅持し、『九ニ共通認識』に賛成し、台湾独立に反対、抑制し、中国大陸と台湾の関係の安定した発展を推し進めてきたことを賞賛しました。

　曾慶紅書記は、また、「短い期間で、国民党と親民党の指導者が、相次ぎ招きに応じて大陸を訪問し、広汎な交流と対話を行うことによって、中国大陸と台湾関係は平和的かつ安定した将来を迎えた。しかし、台湾独立分子の様々な行動は、大陸と台湾の人民の感情を強く傷つけ、大陸と台湾関係を著しく脅かしている」と指摘し、台湾独立分子との闘いを堅持することは、大陸と台湾関係の安定した発展及び同胞たちの身近な利益を保障する重点中の重点だと強調しました。

　これに対して、宋楚瑜主席は、大陸を訪問中、各地の急速な発展をみずからの目で確認し、それが大陸の全体的な実力の上昇を表していることを指摘した上で、親民党は、台湾独立に反対し、「九ニ共通認識」を堅持し、大陸と台湾の平和を求める立場を改めて表明しました。