中国の李肇星外相は30日、シアヌーク元国王を見舞いに北京に来ているカンボジア国会議長兼民族統一戦線(FUNCINPEC)の党首であるノロドム・ラナリット氏と会見しました。
李肇星外相は会見の中で、中国はカンボジアとの友好交流と互恵協力を全面的に強化し、両国関係を絶えず新しいレベルに発展させていきたいと表明しました。
それに対して、ラナリット議長は、一つの中国という政策を堅持するカンボジア政府の立場を改めて表明した上、中国同人民代表大会が「反国家分裂法」を採択したこと及び中国の平和的な祖国統一を支持すると表明しました。
ラナリット議長は更に、「カンボジア議会と政府は国連改革における中国の主張に賛成する」と示し、「特に安保理拡大問題が国連改革で最も重要な問題である。現在の発展途上国からの代表の欠如は大きな問題であり、十分考慮されねばならず、真剣に討議した上、慎重に行動することが必要である」と話しました。(04/30)
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