シンガポールのリー・シェンロン首相は28日、「中国とインドとの発展はアジアの経済状況を改めた」との見解を表明しました。
これはリー・シェンロン首相が大統領官邸で世界経済フォーラムアジア円卓会議に出席する代表のために開いた晩餐会の席上述べたものです。リー・シェンロン首相はその際「これまでのアジア経済は、アメリカ、欧州と日本からの資金導入によって繁栄を保ってきた。しかし、いまこうした枠組には変化が起きた。先進諸国は依然として投資の主体となっているものの、中国はすでにアメリカを上回り、アジア諸国の主な輸出市場となり、地域間の貿易、観光、投資が急速に伸びている。アジア経済は一体化しつつあり、貿易と相互投資が増得ているため、アジア諸国間の相互の依存度も強化された」と述べました。
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