フィリピンを訪問した胡錦涛国家主席は28日、訪問先のフィリピンで、「中国国民党の連戦主席が代表団を率いて大陸を訪問することは、中国共産党と中国国民党両党の関係史上における大きな出来事であり、中国大陸と台湾の関係にかかわる大きな出来事でもある」と指摘し、「連戦主席の和平の旅は、かならず成功裡に収めるものと信じている」と述べました。

　これは、胡錦涛国家主席がフィリピンの華人華僑が催した歓迎昼食会で語ったもので、胡錦涛国家主席は、「台湾問題は、中国の主権と領土の保全にかかわるもので、台湾人民を含むあらゆる中国人民の民族的感情に関連している。祖国の統一を実現させることは、あらゆる中国人民の心からの願いと神聖な使命であり、海外の広範な華僑華人の共同の願いでもある」と指摘した上で、29日に連戦主席との会談を期待していると述べました。