中国の王光亜国連大使は27日、国連改革に関するアナン事務総長の報告を審議する第59回国連総会で、国連の機構改革について中国の立場を全面的に説明しました。

    王光亜大使はその際、「国連の改革は必要なものである。しかし、この改革は全ての加盟国の身近な利益にかかわっている。だから、各方面の利益を兼ねて考えてこそ、改革案は加盟国の信任と支持を得られる」と述べました。

    王光亜大使は、「安保理拡大に関するアナン事務総長の提案が加盟国の間で論争が一番多いということを鑑み、中国は、これについて新しい解決案を探し、また協議を通じて最も広い範囲で合意に達するべきだと見ており、人為的に改革の期限を設定することや共通の認識に達していない改革案を強制に表決することに反対する」と述べました。