香港、マカオの新聞は26日論評を発表し、「台湾の最大の野党・中国国民党の連戦党首が大陸を訪問し、海峡両岸の党と党との交流、対話を展開することは、海峡両岸関係が緩和し、かつ安定した発展の方向へ進むことにとって重要な意義を持つ」としています。
香港紙「大公報」はその社説で「ここ数年、台湾内部の台湾独立勢力が盛んになり、両岸関係が緊迫化し、両岸情勢が不安定になっている。しかし、両岸の平和統一の主要な流れはこれまでと変わらず、台湾の世論調査では連戦党首の大陸訪問の支持率が70%以上に達している」と述べています。
マカオ紙「新華澳報」の論評は「連戦党首の大陸訪問には政治的色彩も濃いものの、同時に、ルーツを探るという情熱があり、両党関係に新しいページが開かれることになる」と指摘しました。
「香港商報」の論評は「連戦党首の大陸訪問は歴史の流れと両岸交流の発展の大勢に順応するものだ。ここ数年来、両岸交流が徐々に増加し、海峡両岸の市場は相互依存になりつつある。大陸市場は台湾経済の前途と民衆の幸せに関わるものであり、海峡両岸が平和を実現し、交流を進め、協力を強化し、統一を求めることは押しとどめることのできない潮流である」と指摘しました。
香港紙「文匯報」は「連戦党首が国民党を率いて歴史的な歩みを踏み出したことは、両岸関係の発展を進めることになる。台湾独立勢力の反対は両岸関係の歴史的な潮流を阻むことができない。両岸関係を発展・緩和させ、両岸交流を強化することは台湾島内の主流となっている民意であり、大陸民衆や海外の華僑それに国際社会の希望に合致し、後戻りできない歴史的な趨勢である」と指摘しました。
|