中日友好協会の宋健会長は25日、いまの中日関係に見られた苦境について、歴史問題を適切に処理し、両国人民の相互理解を増進させ、相互信頼を強化する活動を増やし、中国人民の感情をこれ以上傷つけず、中日関係の改善と発展に有利な条件を作り出すよう日本側に呼びかけました。

　宋健会長は新華社通信のインタビューを受けた際、「中国の胡錦涛国家主席は中日関係の安定した発展と両国人民の友好という大局に着眼し、インドネシアのジャカルタで日本の小泉首相と中日関係について率直に意見交換を行ない、中日関係の発展について5項目の主張を打出した。日本側がこの会見を契機に、着実な措置を講じてこれまでの承諾を履行し、中日間の政治関係の回復と発展を推し進めるよう希望する」と表明しました。

　宋健会長は、「中日両国が長期的で安定した友好協力関係を保つことは、両国の人民と後世の根本的利益に符合する。中日双方が『歴史を鑑とし、未来に目を向ける』という精神に則って、中日友好の大局に着眼し、問題を適切に処理し、両国関係を早急に改善し発展させるよう希望する」と述べました。