レバノンにあるシリアの軍事装備や情報部門を含めたすべての武装勢力の撤退を監督するための国連専門家グループが25日、レバノンに向かいました。
国連のアナン事務総長は当日声明を発表し、「レバノンとシリア両国の政府が国連の専門家グループと協力し、このグループの活動をいち早く終了させるよう希望している」と表明しています。
別の報道によりますと、ロシア外務省のヤコベンコ・スポークスマンは当日モスクワで「レバノンからのシリア軍撤兵を歓迎する。これは、5月に予定されているレバノンの議会選挙に条件を作り出した」との見解を示しました。
一方、同じくこの日、アメリカ国務院のエレリ・副報道官は、「撤兵に関する国連専門家グループの出す結論に期待をかけている」とのアメリカ側の姿勢を表明しました。
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