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(GMT+08:00) 2005-04-24 14:40:16    
中日関係情勢宣伝講義団、四川省、浙江省、北京市で報告会

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 中国共産党中央宣伝部と外務省で構成される中日関係情勢宣伝講義団は21日から23日まで四川省、浙江省、北京市、上海市、広州市で報告会を開き、共産党幹部や大学の教師と学生などに国際情勢や中日関係の歴史と現状及び対日政策などを解説しました。

 徐敦信元外務次官、前日本駐在大使は22日西南交通大学で四川省の大学26校の教師と学生1400人に中日関係情勢を解説する講義を行いました。

 四川省大学の教師と大学生の代表は報告を聞いた後、理性をもって国を愛するという考えを表明しました。西南交通大学の大学生・秦文臻さんは「この報告会を聞いた後、中日関係への理解を深め、一時的な情熱や偏狭な考えによってわが国の外交活動を阻害してならず、正常且つ合理的なルートで私達の考えを表すべきことを学んだ」と述べました。

 元日本駐在大使、中国アジアアフリカ発展交流協会の楊振亜名誉会長は22日と23日に杭州市で共産党幹部や大学の教師と学生3000人に対し、2回にわたる報告会を行いました。

 会議に出席した多くの代表は報告を聴取した後、楊振亜氏の報告は「論理が明解で、非常に説得力がある」と評価しました。浙江省保健局の胡偉さんは、「これまで、民衆の日本問題への対処の仕方はほとんど民族感情をむき出しにすることが基点となっていた。この講演会を聞いて、政府がマクロにかつ全般的に中国関係を処理していることを深く認識した。中日両国は「和合すればプラスとなり、対立すればマイナスとなる」関係にあり、中国の態度がとても実務的かつ柔軟で進んだものであることから、日本政府が歴史問題を正しく処理し、両国関係を健全な軌道に乗せて発展させるよう願っている」と話しました。

 21日、中日関係情勢講義団のメンバーで、外交学院の呉建民学長はそれぞれ北京大学医学部と北京市委員会で大学生や公務員などを対象に情勢報告を行ないました。呉学長は中国の対日政策や中日関係、及び当面の国際関係の構造と発展傾向などについて分析を行ないました。

 北京市懐柔区委員会の王海平党書記は、「報告は非常に明晰なものだ。我々は大局から、中日関係を認識することが弱かった。愛国といっても、感情的、一時的な気持ちから出発するのではなくて、中日関係についてはこれからの発展、民族復興と両国人民友好の遠大な計画から認識すべきだ」と語りました。

 北京大学医学部の張戈輝先生は「日本製品ボイコットは一つの気持ちを表しているが、中日の経済関係は非常に緊密であることから、日本製品をボイコットすることはただうさを晴らすだけで、積極的な役割は何も果たせない」と述べました。

 北京大学公共衛生学院修士一年の呂聡さんは「呉学長の報告を聞いて大いに啓発された。中日の最近の摩擦に対し、私たちのなすべきことは日本製品をボイコットすることではない。それは、理性な行為ではない。若者として、熱烈な愛国心を持つと共に、冷静さと理性を持つ必要がある。この二つの方面を結びつけてこそ中日関係に存在している問題に正しく対処することができる」と述べました。

 元駐日大使の中国アジア・アフリカ発展交流協会の楊振亜名誉会長は21日上海で開催された報告会で、上海の1100人あまりの党と政府、軍隊幹部に対し国際情勢や、中日関係の歴史と現状および中国の対日政策を解説しました。

 中国共産主義青年団上海市委員会宣伝部の徐俊亮副部長は報告を聞いた後、「楊振亜元大使の報告は非常に有意義な歴史の授業である。中日両国人民の間には深い感情がある。中国は全面的に小康社会を建設する重要な時期にあり、私たちは大局から出発し、戦略的な高さから中日関係を適切に扱う重要性を十分に認識する必要がある」と述べました。

 元外務次官である徐敦信元駐日大使は21日広州で『中日関係情勢』をテーマとした報告会を行いました。広州の1500人あまりの公務員がこの報告を聴きました。

 広東省商工業連合会経済科学技術情報部の邵旭さんは「この報告は時宜にかなっている。政府が対日問題の立場を適時に伝えてくれることは、非常に必要なことである。この報告を聞いて、更に現在の情勢が分かり、政治方向が明確になった」と語りました。