アジア・アフリカ首脳会議に出席した中国の胡錦濤国家主席は、23日夜、インドネシアの首都ジャカルタで、日本の小泉純一郎首相と会見しました。

　胡錦濤国家主席は小泉首相と会見した後、「現在中日関係は多くの困難に直面しているものの、中国側が中日友好協力関係を擁護する方針は変わっていない。出来るだけ早く中日関係発展に生じている困局を打開し、中日関係の健全な発展を推進するため、私は小泉首相と会談した際五つの主張を提出した」と述べました。

　小泉首相は、「日本側は胡錦濤国家主席が提出した五つの主張という精神に基づき、日中友好協力関係を積極的に推進するつもりである。歴史問題と台湾問題で、日本政府は引き続き日中両国の三つの政治文書で定められた原則を遵守する。胡錦濤国家主席の関連提案に賛同し、対話を通じて日中間に存在している意見の食い違いを解決してきた」との考えを示しました。