2日間にわたるNATO・北大西洋条約機構の非公式外相会議が20日夜、リトアニアの首都ビリニュスで開幕しました。これは、NATOが初めてその本部ブリュッセル以外の都市で開いた類似の会議です。
NATOのデ・ホープ・スヘッフェル事務局長およびその26カ国の加盟国の外相が今回の会議に出席しました。また、EU・欧州連合のソラナ共通外交安全保障政策上級代表も会議に出席し、NATOの各加盟国の外相と会談を行うことになっています。
今回の会議では主に、大西洋を跨る政治的対話、NATOが直面する将来のチャレンジ、中東とイラクの情勢、アフガニスタン問題、バルカン情勢などが討議されます。伝えられるところによりますと、大西洋を跨る政治的対話が今回会議の重点となっているとのことです。また非公式会議であるため、今回会議はいかなる決定も出さず、公報も発表されないということです。
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