呉儀副首相は19日、北京の中南海で、日本の豊田自動車の豊田章一郎名誉会長と会見しました。

　その際、呉儀副首相は「中国は、日本との友好関係の発展を高度に重視している。中日友好は両国の利益に符合するだけではなく、アジアひいては世界の平和と安定にもプラスとなる。双方が歴史を鑑にし、未来に目を向けるという精神にのっとり、中日間の友好協力関係を絶えず発展させていくべきだ」と述べました。

　呉儀副首相は更に豊田名誉会長が、中日間の経済協力と貿易を促進させるため払った努力を高く評価し、日本の愛知万博の中国館の設置を支援してきたことに感謝の意を示しました。

　これに対し豊田名誉会長は、日中間の友好協力関係の発展の推進にこれからも最大の努力を払い、2005年の愛知万博協会の会長として、今回万博の関係状況を説明しました。