レバノン暫定政府のカラミ首相が新政府を組織する努力は11日、再度失敗しました。
カラミ首相は当日、ベイルートで、レバノンのラフード大統領やベリ議会議長と三者会談を行いましたが、政府の組織問題で合意に達しませんでした。レバノン大統領府の高官は、「三者とレバノン各政治勢力が今後も暫定政府の組織問題について引き続き協議する。しかし現在のところ、レバノン政権の3人のハイレベル指導者の次回会談の期日は決まっていない」と明らかにしました。
レバノンは5月に議会選挙を行い、選挙の結果によって新しい政府を選出します。計画に基づいて、議会選挙前にカラミ首相が率いる暫定政府が組織される必要があります。伝えられるところによりますと、関連方面の暫定政府の組織問題での食違いは、主に、現行の選挙法及び暫定政府各部門の人選を改正するかどうかの2点に集中しているとのことです。
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