アメリカ、イギリス、フランスの3国は4日、国連安保理会議の審議に決議案を付しましたが、この決議案は、独立した国際調査委員会を設置して、レバノン当局のハリリ前首相暗殺事件の調査に対し全面的な援助を行う必要性を強調しました。
この決議案は「国際調査委員はレバノン政府を援助して、ハリリ前首相暗殺事件の犯行者とその支持者や組織者を追及すべきだ。この決議は、調査委員会にはレバノン当局の全面的な協力の下に、すべての調書、証言、物的証拠に接する権利があることを規定し、また、調査委員会のメンバーは、レバノン国内で行動の自由と外交免除権を享有できることを規定している」としています。
この決議案に基づいて、この調査員会はこの決議案採択後6ヶ月内に、その調査を終了させ、安保理に調査報告を提出するよう義務付けており、レバノン政府がこの調査委員会の調査報告を十分に考慮すよう要求しています。
安保理理事国内部では、この決議案によって規定された調査委員会の使命ついては、意見が食い違っているということです、。
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