シリア・レバノン合同軍事委員会は4日の声明で、レバノン駐留シリア軍の第二段階撤退についてのタイムテーブルを発表しました。
この声明は「レバノンに駐留しているシリア軍はこの7日に、べーカーベリーからシリア国内まの撤退計画を実施し始め、今月30日までには完全に撤退する。また、両国の特殊な関係を強化するため、シリア軍とレバノン軍はあらゆる面における協力を強めていく」と述べました。
シリアのオタリ首相は4日ダマスカスで、「シリアはレバノンとの友好関係のこれからの発展を非常に重視している。シリアのレバノン駐留軍撤退は両国の長期にわたる緊密な協力に影響することはありえない」と強調しました。
同じくこの日、国連のアナン事務総長とアメリカのブッシュ大統領はそれぞれ声明を発表し、シリアが4月末までにレバノン駐留軍を完全に撤退すると表明したことに歓迎の意を示しました。
別の報道によりますと、国連のラーセン特使は4日ベイルートでレバノンのカラミ首相と会見した後、「レバノンからのシリア軍の撤退情況に対する国連の確認について、国連はシリアの指導者とすでに協議に達しており、レバノン政府もこれにすでに同意した」と述べています。
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