国連のラーセン中東和問題特使は3日、シリアの首都ダマスカスで「シリアは30日までにレバノンからその駐留軍と情報機関員を完全に撤退させる」と発表しました。
ラーセン特使は当日シリアのシャラ外相との共同記者会見で「国連とシリアはすでに安保理の第1559号決議の執行について歴史的な協議に達した。シリアは今月の末までにその撤兵を完了するスケジュールを国連に出した。現在の情勢の下で、その他の国の軍隊がシリアに代わってレバノンに駐屯することは考えられない。レバノン議会選挙を予定通りに行うことがレバノン情勢の安定を維持する重要な要素だ」と強調しました。
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