アルバニア、マケドニア、クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア・モンテネグロなどの西バルカン5カ国の検察総長は30日、マケドニアの首都スコピエで、組織的犯罪取締の了解覚書きに調印しました。
この覚書きは、「西バルカン5カ国は検察官連絡網を確立し、各国の司法協力を強化し、相互に組織的な犯罪活動に関する情報及び物証材料を交流する」と規定しています。
バルカン半島はヨーロッパとアジア大陸を結ぶ交通の要地で、越境麻薬販売グループが麻薬を密輸する重要なルートでもあります。ここ数年来、この地域では組織的な犯罪が盛んになっていることから、より効果的な司法機関を確立するため、EU・欧州連合と欧州委員会はすでに、「西バルカン諸国に財政的支援をおこなう」と約束しています。
|