国連安全保障理事会は29日、賛成12票、棄権3票で、スーダンのダルフール問題について制裁的決議を採択しました。
当日採択された1591号決議に基づいて、安保理は専門委員会を設置し、スーダンに対する兵器輸出禁止事情を監督するとともに、和平プロセスを破壊し、人道主義を踏みにじる行為をする人物をリストアップし、その財産を凍結させ、それらの人物の出国を禁止するとしています。安保理は4人からなる専門家グループを作り、この決議の履行を監督することになります。この決議は30日間以内に効力を発します。
中国、ロシア、アルジェリアはこの表決を棄権したということです。
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