キルギスの議会選挙で引き起こされた政治危機は23日、更にエスカレートしたのを受けて、キルギスの周辺諸国はこのほど、平和的手段で紛争を解決するようキルギス各側に求めています。
アカエフ大統領は23日、スバンベコフ内相とブドゥイルダエフ検事総長を解任すると発表し、同日、反対派及びその支持者が首都・ビシケクで集会を行い、アカエフ大統領の辞任及び議会の再選挙を求めました。警察機動隊はデモ隊を解散し、20人を逮捕した事態が起きました。
これに対し、カザフスタンのナザルバエフ大統領は23日、アカエフ大統領に書簡を送り、キルギス各側が冷静を保つよう求め、カザフスタンはこれに必要な援助を提供するとの意向を示しました。
タジキスタンの外務省は23日、声明を発表し、キルギスの各政治勢力が話し合いを通して紛争解決の最善方策を見つけるよう期待すると述べました。
ウズベキスタン外務省も22日に、ウズベキスタン側は、キルギス人民が現在の試練に耐え、国の政治情勢の安定を保つものと信じているとの声明を発表しました。
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