イスラエル政府高官は、21日、このほどイスラエルのメディアによって報道された政府がヨルダン川西岸で住宅地を建設するという内容について証言しました。
これについて、この高官は、「イスラエルがヨルダン川西岸にある大規模なユダヤ人の入植地と東エルサレムを繋ぐため、シャロン首相はこのほど、ヨルダン川西岸で住宅地を建設する計画を許可した」と明らかにしました。同時にこの高官は、これはこの地区を管理するのに有利であるとの考えを示したものの、新しく建設される住宅地の数量には言及していません。
これに対して、パレスチナのエレカット首席交渉代表は、「イスラエルのこういった行動は、一方的にエルサレムの帰属問題を決めようと企むものだ」と強く反発しました。
なお、中東和平「ロードマップ」計画によりますと、イスラエルはパレスチナ領土での入植地建設を凍結するとともに、不法な入植地を撤去しなければならないとのことです。
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