二日間にわたって開かれたアラブ連盟の外相会議は20日アルジェリアの首都アルジェで閉幕しました。
今回のアラブ連盟外相会議では主にアラブ諸国が提出したおよそ20件の決議草案が検討されており、そのうちには、中東和平プロセスやイラク情勢、アラブ連盟の機構改革及び国連の機構改革などの問題へのアラブ諸国の立場に関係したものも含まれています。
アルジェリアのベルハデム外相は会議後の記者会見で、「今回の会議はすでに2002のアラブ連盟首脳会議で可決されている『アラブ平和提案』の問題について合意に達した。この提案はイスラエル軍が1967年以来占領したアラブ領土のすべてから撤退すると共に、国連総会の関連決議に基づきパレスチナ難民問題を解決し、東エルサレムを首都とするパレスチナ国家の樹立に同意することを要求している。以上の条件が満たされる前提のもとで、アラブ諸国は平和協議の調印に同意し、徐々にイスラエルとの関係正常化の確立を推進するつもりである」と発表しました。
|