ジュネーブ国連本部に駐在する中国の沙祖康大使は16日、国連人権委員会第61回会議で日本代表の誤った言論を非難し、歴史を正視するよう日本を促しました。
日本の外相政務官が会議で発言し「歴史問題に対する日本政府の立場は非常に明確なもので、改めて明らかにする必要がない。歴史問題は人権会議で討議する問題と関係がない」と述べました。
この言論に対し、会議に出席している中国の沙祖康大使は「第2次世界大戦期間に、中国とアジア太平洋地域のその他の国は日本の侵略によって、これまでにない大きな災難をこうむった。中国はその最大の被害国であり、中国人民は永遠にその歴史を忘れることが出来ず、再びそれが起こることを希望しない。」と発言し、日本がドイツのように自国の戦争の歴史を正視するよう希望しました。
沙祖康大使の発言はアジアの多くの国々からの好評を博しました。
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