中国、ロシア、アメリカ、韓国と日本の5カ国は14日、それぞれ朝鮮半島核問題をめぐる6カ国協議のプロセスを推進するよう呼びかけています。
中国の李肇星外相は当日、ロシアのラブロフ外相と朝鮮核問題について電話会談を行いました。その際、李肇星外相は、「中国側は、朝鮮半島非核化の実現や朝鮮半島の平和維持についての中国の立場には変わりはない。中国側は関係各側と共に努力し、6カ国協議のプロセスを推進していく」と表明しました。
一方、アメリカのライス国務長官は14日ワシントンで、アメリカを訪問中のパン・ギムン韓国外交通商相と会談を行い、双方は6カ国協議の枠組み内で朝鮮核問題を解決する意向を一致して表明しました。
日本の小泉純一郎首相は14日、「日本政府はこれから、朝鮮の6カ国協議復帰を促す」と述べ、日本の細田博之官房長官も当日、「日本は中国や韓国、ロシアと話し合い、6カ国協議が一日も早く再開できるよう尽力する」との考えを示しました。
アメリカ国務院のパウチャー報道官は14日、「アメリカのライス国務長官は、朝鮮半島核問題をめぐる6カ国協議に出席するアメリカ側の新しい首席交渉代表を韓国駐在のクリストファー・ヒール・アメリカ大使に任命した」と明らかにしました。(02/15)
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