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マカオは1999年12月20日に祖国復帰を果たしました。去年は、ちょうど5周年でした。澳門(マカオ)は、広東省南部・珠江デルタに位置し、隣接する香港からは高速船で1時間ほどです。地形は海中に咲く「ハスの花」にも似ていると言われています。マカオは秦の始皇帝が中国を統一した時にはすでに、南海部番禺県の管轄下に置かれていた、中国古来の領土です。
「澳門」という名前は1564年、明の時代、大臣のホウ尚鵬が皇帝に報告した文章の中にもこの名前が記されています。「マカオ」という名前の由来には、いくつか諸説があるようです。ポルトガルの船が初めて澳門着岸を許された1553年、ポルトガル人は澳門西側の海岸から上陸しました。そこは、商人や漁師たちの神様である媽祖を祭った「媽閣」(媽祖閣)と呼ばれるところで、実際に媽祖廟があったそうです。ポルトガル人が土地の人たちに「あれは何と言う場所ですか?」と尋ねると、「媽閣」という答えが返ってきた。広東語の発音「Macau」が地名だと思われ、それが今に至るそうです。
媽閣はマカオの人にとって、穏やか、平和、安定、愛の象徴です。一年中、お線香が絶えず、多くの観光客が参拝しています。湖北省から来た趙蘭さんは「媽祖廟のことはずいぶん前から聞いていました。海に出る漁師たちの安全を祈願するお寺ですね。マカオに来たので、わざわざ見に来ました」と話してくれました。
媽祖廟は中国伝統的なものですけど、ご存知のようにマカオは以前ポルトガル領だったことから、西の文化と東の文化が交わっています。ドイツからの観光客・メステさんは「マカオが大好きです。とても面白いところですね。東洋的な面もあるし、ヨーロッパ的なところもあります」と話してくれました。
マカオには古い教会が多いです。有名な大三巴碑坊(セント・ポール天主堂跡)は、火災に遭い、今はファサードと呼ばれる建物の正面部分だけが残っています。周りの建物やアーケードの色調、レリーフなど、優雅な南ヨーロッパ芸術の息吹に満ちています。
セナド広場の中央には噴水があり、ポルトガルの小石などが、まるでモザイク模様のように敷き詰められています。まるでポルトガルの首都・リスボンの大通りを歩いているようです。
マカオは古くから「東方のモンテカルロ」「東方のラスベガス」とも呼ばれています。現在、カジノは十カ所以上あり、面白いのはどの店の入り口にも、「賭博で勝たなくても、楽しく賭けよう。小遣いで遊んで、娯楽性を保とう」という看板が掛かっています。
このほか、夏に開催されるナイター競馬やドッグレースも、大好評です。
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