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(GMT+08:00) 2005-01-19 11:13:46    
中国人、イラクで拉致された

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 イラク駐在中国大使館は18日、8人の中国人がイラクで拉致されたことを明らかにしました。中国の外務省筋はこの8人の人質を解放するためにあらゆる努力を払っています。

 初めてこのニュースを伝えたのは中東カタールの衛星テレビ局アルジャジーラです。このテレビ局が18日放送したビデオの中で、拉致された8人の中国公民は二列に並んでレンガ建築の前に立たされ、中国のパスポートを手に持ちカメラに向かっていますが、顔を隠した二人の男性が銃を持って両側に立っています。8人の中国人人質は精神的には良好に見えます。

 イラク駐在の中国大使館はその後、8人の中国人公民がイラクで拉致された事実を明らかにしました。初歩的な調査によりますと、彼らは中国東南沿海の福建省からイラクへ行った労働者で、年齢は17歳から39歳までです。彼らはみんな一般の中国公民で、自らイラクに行って仕事を探した人たちです。イラクの中南部に位置する都市ナジャフのある紡績工場で工場再建のための建築作業員をやっていたことがあります。先週、8人は仕事がないため、車をチャーターしてイラクを離れ、ヨルダンを経由し帰国するつもりでしたが、バグダッドからヨルダンの首都オマーンまでの途中で拉致されました。中国大使館はこれに対して、8人の中国公民の解放に向けて、あらゆる措置を採るつもりだと表明し、すでに関係者を現地に派遣して、去年の4月拉致された中国公民の解放に多大な努力を払ったイラクのイスラム聖職者協会に赴き、人質の開放問題を協議するとのことです。

 中国外務省の孔泉スポークスマンは18日、8人の中国人がイラクで拉致された事件について記者会見し、「中国側はこの事件に極めて関心を持っている。拉致された人たちをできるだけ早く解放するよう期待する。中国政府は解放に向けてあらゆる措置を採っている。」と述べた後、「中国人民はイラク人民にずっと友好的な感情を持っていて、イラク人民に同情し、支持してきた。中国政府がイラク問題に対処する際も終始イラク人民の根本的な利益に着眼してきた」と指摘しました。

 これはイラクで発生した二回目の中国人拉致事件です。去年4月、中国福建省からの7人の中国人がイラクの北部都市モスルからバグダッドに行く途中、身分不明の武装勢力に拉致されましたが、後ほど、中国外交筋の努力のもとで、イスラム聖職者協会の協力によって、7人は拉致されてから36時間後再び自由を獲得しました。中国の公民が解放されたことは各方面が共に努力した結果であり、その内、中国とイラク人民の長期にわたる友好関係がもっとも重要な役割を果たしました。

 中国はずっとイラク主権が完全な形で一日も早く回復し、「イラク人によるイラク管理」を実現し、戦乱に耐えてきたイラク人民ができるだけ早く平和かつ安定した生活を送れることを主張してきました。したがって、中国政府と人民は、イラクとの長期的な友好関係に基づいて、イラク各界の友人と有識者の努力の下で、現在拉致されている8人の中国人が一日も早く解放され、祖国に戻り、家族と団欒できることを真心を込めて期待しています。