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(GMT+08:00) 2005-01-06 18:03:25    
温家宝首相 中国が各種方式で被災国の再建と発展に尽力したいと表明

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 ASEAN・東南アジア諸国連合地震と津波被災国支援緊急首脳会議は6日、インドネシアの首都ジャカルタで開かれました。この会議に参加していた中国の温家宝首相は、「力を合わせて麗しい故郷を再建しよう」と題する講演を行いました。この中で、温家宝首相は、中国が各種方式で被災国の再建と発展に尽力していくとの考えを示し、また中国政府を代表して救済と再建活動に具体的な提案を打ち出しました。

 講演の中で、温家宝首相はまず、中国政府と13億の中国人民を代表して、被災した国々と人民に心からの挨拶を送ったと同時に、これらの国々と人民の故郷再建を激励しました。

 温家宝首相は「突然現れてきた災難は一人一人の中国人の強い関心を引いた。私たちは、家族や友人、同胞を亡くした方々の悲しい気持ちを分かちあいたく、最大の努力を尽くして、被災国の方々の救済活動と故郷再建を協力したい。全中国人民とこの地区の各国人民及び世界各国人民は皆さんと力を合わせて困難を克服していきたい。国際社会の援助の下、被災国の政府と人民は必ず、様々な困難を克服し、災害に打ち勝ち、故郷を再建できるものと確信している」と述べました。

 地震による津波が発生した直後、中国政府は直ちに援助物資を調達し、医療チームを組み、また第一陣の援助金額2163万元の他、被災した各国に5億元に上る援助金を追加することを決めました。これは中国にとって最大規模の対外救援活動です。このことに触れ、温家宝首相は「中国は人口が多い発展途上の国で、豊かとは言えない。我々が提供したできる限りの援助は、中国政府と人民の被災した国と人民への真の友情の表れである。我々は、救済活動と被災地の再建に力を尽くしたい。我々は被災状況の進展に注意を払い、その災害状況を調査するチームを一日も早く派遣し、被災した各国の実情に合わせて各種援助を提供したい考えだ」と語りました。

 温家宝首相は更に、被災した各国の救済と再建活動に勤めていきたいと述べた後、また「一、緊急援助を提供する。二、被災した人々が故郷を再建し、生産をできるだけ早く回復させることを援助する。三、被災国観光業の回復に尽力する。四、災害予報システムを設置する。五、情報の相互利用と交流を強化する。六、現存するシステムの役割を十分に発揮させる。七、中国が、国連などの国際機構とアセアン・東南アジア諸国連合を主導とする援助計画に積極的に参加する。」という上述の7項目の提案を打ち出しました。

 これと同時に、温家宝首相は、被災国と被災者の需要に従って、救援物資を調整補充し、随時に医療関係者を派遣するとの姿勢を示した後、中国が被災国の故郷再建に実質的な援助を提供していくことを説明しました。

 温家宝首相は「中国政府は被災国と協力を行い、被災地の道路と橋梁、学校及び病院などのインフラ施設の再建に従事し、政府貸し出し、無利子また低利子借款などの形で、中国企業が被災地の再建と発展に参加することを支持する。中国政府はまた、中国の観光客が条件が熟した時被災国への観光を再開するよう呼びかけ、関係諸国と協力し合って、住民と観光客に防災知識を普及させていきたい。中国政府は周辺の国々特に被災国と共に、地震観測と津波予報ネットワークを打ちたて、即時に関連する情報を交換し、地震と津波など自然災害を予報予測する。中国はまた、この地区の国々が中国風雲二号衛星が収集した関係資料などを提供し、この地区の国々に気候予報、環境観測、災害への評価など情報と技術サポートを提供したい」と明らかにしました。

 温家宝首相は、「中国が一月下旬北京で、中国アセアン津波予報シンポジュームを開く。中国側は、アジア災害撲滅大会を主催するほか、災害防止、救済活動、故郷再建などに関する経験交流と訓練プロジェクトの主催に資金を拠出する」との考えを示しました。