日本政府の安全保障会議は10日午前、今後10年間の防衛力整備に関する新たな『防衛計画大綱』と中期防衛力整備計画を決めました。新しい大綱は、朝鮮と中国の極東地域に対する警戒心を呼びかけています。関係者によりますと、この大綱は、日本が朝鮮と中国による脅威を大げさな話題にし、軍事大国に仲間入りする世論を作り出すためだということです。
新しい大綱によりますと、朝鮮の大量破壊兵器と弾道ミサイルの研究開発や中国の軍事的近代化の推進と海上行動の拡大に注目すべきだということで、日本の防衛大綱が中国に対する警戒を明らかに呼び起こしたのもので、これは初めてのことです。
新しい大綱は、対日武器輸出の制限緩和や、日米安全保障の同盟関係を更に強化し、アメリカと日本の戦略的一体化の実現を加速し、アメリカとミサイル防衛システムを開発し、自衛隊の活動範囲を拡大することなどを強調しています。(12/10)
|