日本のメディアが6日に報道したところによりますと、日本の大野功統防衛庁長官は5日、イラク南部サマワ地区に駐屯している日本の陸上自衛隊を視察しました。これは日本の防衛長官が始めてイラク駐在の自衛隊を視察したものです。

　それによりますと、大野長官は自衛隊の宿舎を視察し、自衛隊の指揮官から治安対策などについての説明を受けました。そのほか、大野長官はイラクムサンナ州の知事やイラク駐在オランダ軍の指揮官とそれぞれ会談を行い、今後イラクの再建支援活動や現地情勢などの問題を巡って意見を交換しました。視察の後、大野長官は、「サマワ地区の治安情勢は安定しており、自衛隊が引き続き人道主義援助を展開することは非常に重要だ」と表明しました。

　大野長官の今度の視察の目的は「サマワ地区の治安情勢を確認し、関係各方面に自衛隊派遣延長への理解を求めることだ」とされています。（12/06）