陜西省西安市文物保護考古所(文化財・考古学担当部門)は今年初頭、同市南郊外にある岳家寨村西北で前漢時代(紀元前206~紀元8年)のものとみられる陵墓を発見した。数カ月にわたる発掘により、壁画を持つ珍しい前漢時代の陵墓であることが分かった。
陵墓の平面的な構造は「甲」の文字に似ている。陵墓は南向きで、被葬者は北側に埋葬されていた。レンガでつくられた墓室は南北4.6メートル、東西2.08メートルで、内側全体に壁画が描かれている。専門家は、こうした壁画を持つ陵墓は中国では非常に珍しく、中国古代美術史や文化史の研究に重要な価値があるとしている。(編集NK)
「人民網日本語版」2004年11月29日
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