チリの首都サンチアゴで開かれたAPEC・アジア太平洋経済協力会議の閣僚級会議に出席している中国の李肇星外相が18日、日本の町村信孝外相と会見しました。
李肇星外相は、席上、「中国政府は中日関係を高度に重視しており、双方が長期的かつ安定した友好協力関係の発展に共に努力するよう希望している。両国の指導者、政府及び各界が密接な往来と交流を維持することは非常に重要であり、特に、両国の指導者が常に接触し、対話を行うことは両国関係の発展を推し進める上で非常に重要な意義を持っている」と述べました。
李肇星外相は、歴史問題と台湾問題での中国の原則的立場を改めて強調したあと、「日本側がこれまでの承諾を実施し、実際行動をとって両国関係に影響する障害をなくすよう中国は希望している」と強調しました。
これに対して、町村信孝外相は、「日中両国が、各レベルの接触と対話を維持し、共同の利益と協力の拡大を求めることは非常に重要である。日本側は、歴史問題と台湾問題についての中国側の立場を重視しており、『一つの中国』の政策を堅持していく」と述べました。
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