中国外務省の章啓月スポークスマンは9日北京での記者会見で、「関連諸国が中国の市場経済的地位を承認すれば、中国とブラジル及びその他一部のラテンアメリカ諸国との二国間の経済協力と貿易の一層の発展にプラスとなる」との見解を示しました。

章啓月スポークスマンはこれについて、「中国の胡錦涛国家主席は、10日にブラジル、アルゼンチン、チリとキューバのラテンアメリカ四国への訪問に向うが、これは非常に重要な訪問である。ここ数年、中国とこれらラテンアメリカ諸国との経済協力と貿易は速く発展しており、胡錦涛主席の訪問期間中、中国とこれら四国は経済協力と貿易の一層の強化についての関連協議に調印する」と述べました。

章啓月スポークスマンはまた、「中国側は、胡錦涛主席の今回訪問を通じて、関連諸国が、中国がすでに確立した相対的に完備した社会主義の市場経済体制を一層認識し、中国がWTO・世界貿易機関の正式メンバーになれたことは、中国の市場経済が成熟に発展している現れであることを認識するよう期待している」と語りました。