中国の各分野で活躍している9人の日本人専門家が29日北京で、中国政府から2004年度の「友誼賞」を授与されましたが、こうしてこの賞を受賞した日本人専門家はこれまでに170人以上に達しています。
日本の医学博士で今年76歳になる佐久間和子さんは、この「友誼賞」を受賞した1人ですが、佐久間さんは記者のインタビューに答えた際、「日中間の民間交流の前途は非常に明るい。交流を強化してこそ、相互の信頼と理解を深めることができる」と述べました。
西北部の新疆ウイグル自治区のタクラマカン砂漠で風砂試験に従事している日本気象研究所の三上正男さんは、この賞の受賞を非常に喜び、「この賞は中国政府がわれわれ日本人学者の科学研究活動を支援し、その活動の成果を認可していることを表明しており、これは両国学術界の更なる協力を促進していくだろう」と述べました。
この中国政府からの「友誼賞」は、中国で仕事し、著しい貢献をした外国人専門家に授与する最高の栄誉で、1991年から毎年1回受賞者が選ばれますが、今年の受賞者数は21ヶ国からきた84人です。
回良玉副首相は29日北京で行われたこの「友誼賞」の授賞式で挨拶し、「外国人専門家は、中国人民の緊密な友人であり、中国建設における功労者でもある。これら専門家は、中国の経済建設と社会発展で多くの仕事をし、それぞれの知恵と汗で中国に貴重な支持を与えてくれた。これら外国人専門家の中国の現代化建設への積極的貢献を中国政府と人民は永遠に忘れない」と述べました。
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