中国外務省の孔泉スポークスマンは2日、北京で開かれた定例記者会見で、中国の警察側が北京で発生した日本人学校駆け込み事件の調査を始めており、関係者の身分確認を急いでいることを発表しました。

孔泉スポークスマンは記者の質問に答えた際、中国外務省は1日、日本側から朝鮮人と称する人々が北京日本人学校に駆け込んだとの通達を受けたと明らかにしました。この事件について、孔泉スポークスマンは、「この事件の発生は思いもかけないことである。中国の外務省と警察側は、外国企業や中国駐在機関及び外国大使館にいる外国人の中国での正常な活動を保障するため、これまで最大の努力を払ってきている」と強調した上、「過去発生したいくつかの駆け込み事件は、いわゆる人権組織の扇動と切り離せないものである。これらの組織は不法に中国に入ってきた人たちが中国駐在の外国大使館や訪問団に駆け込むように唆し、事態を拡大させようとしている。このような行動は中国の法律法規に違反しており、中国の社会秩序を破壊するものであるため、決して許されるものではない」と指摘しました。（09/02）