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(GMT+08:00) 2004-08-19 16:01:28    
トウ小平と中国の外交(3)

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 中国の元指導者であるトウ小平氏の生誕100周年を記念するシリーズ『トウ小平と中国の外交』、その三、『シアヌーク国王がトウ小平氏とカンボジアの平和プロセスを偲ぶ』。

 1970年代の末、中国の友好隣国であるカンボジアは侵略に遭い、民族分裂と戦乱に陥っていました。トウ小平氏の外交思想の指導の下で、中国はカンボジアの平和プロセスで重要な役割を果たしました。カンボジアのシアヌーク国王は18日北京放送の記者のインタビューに答えた際、「トウ小平氏はカンボジアの自由回復、平和、民族和解で重要な貢献をした。カンボジア国民は永遠に忘れられない」と語りました。

 シアヌーク国王はカンボジアの和平プロセスの実現を振り返りながら、トウ小平氏の提供した援助に心から感謝し、「トウ小平氏はカンボジアの自由回復、平和、民族和解に大きく寄与し、大小さまざまな問題を解決してくれた。我が国が分裂、戦争、動乱に陥った際、適時に我々を助け、わが国への貢献は非常に大きなものだ」と語りました。

 発展途上国との団結と協力を強化することはトウ小平の外交思想の重要な内容で、中国の独立自主の平和外交政策の基本的立場でもあります。これについて、シアヌーク国王は、「中国は弱小の国の発展を助けてくれたが、その内政に全然干渉せず、各国の独立、自由、領土保全を尊重した。中国とカンボジア両国の協力は非常に良く、このような協力は中国にとってまったく無条件で、何らの利益のないものだった」と語りました。

 これと同時に、カンボジアの救国戦争を支援し、地域の平和と安定を維持するため、トウ小平氏は援助物資をカンボジアに輸送するため、関係国との協力にも全力をあげました。当時、中国でカンボジア事務を担当していた上級外務官である張青さんは、「私はカンボジア三派の指導者にトウ小平氏の提唱した『正義を堅持し、覇権に反対する』という外交思想は、中国がカンボジア三派の軍事力の発展を促し、協力を強化し、カンボジアの平和統一の回復を支持していることを表している」と述べ、また、中国政府とカンボジア連合政府は無償援助の協定に調印した」と語りました。

 カンボジア問題をめぐる平和交渉を促すため、中国外務省は更にトウ小平氏の指示により声明を発表し、侵略側の即時撤退を勧め、国連の監督を提案した。そのほか、トウ小平氏の提唱により、中国はこの問題について積極的に関係国と会談や協議を行い、共にカンボジア問題に関する国連の国際会議の開催を共同で推し進め、最終的にカンボジア問題の政治的解決を促したのです。

 シアヌーク国王はまたトウ小平氏及び中国が国際社会や世界人民に利益をもたらした行いに賞賛の意を表しました。

 「中国は従来弱小の国、特に第三世界の国々が帝国主義、殖民地主義、拡張主義の侵略を受けないよう助け、豊かさと独立の道を歩ませた。トウ小平氏はカンボジアのような民族独立、領土保全を勝ち取る国々に大きく寄与した」と語りました。(08/19)