中国外務省の劉建超スポークスマンは1日の記者会見で、「国連安保理がイラク問題の新決議案についていち早く一致に達するよう中国は期待している」と述べました。
これは記者の質問に答えた際語ったもので、劉建超スポークスマンは、その際、「米英双方が打ち出したイラク問題の決議草案について中国の外相と関連諸国の外相はすでに電話会談を通じて踏み込んだ協議をおこなっている。中国側は、安保理がイラク問題について新しい決議を採択することを支持し、米英両国の決議草案にも歓迎の意を表明する。いまのところ、安保理は新しい決議草案について何回も協議をおこない、中国とその他諸国も一部の提案を行っている。中国側は、イラク問題では国連の役割が非常に重要であり、なくてはならないと考えている。中国側はこれからも実情に基づき、真剣に責任を持って関連協議に参加していく」としています。
劉建超スポークスマンは更に、「中国側は、イラクの安全、外交、政治、経済など各分野の主権の回復とイラクが自らの経済的資源と天然資源を牛耳ることを主張していると同時に、多国籍部隊の職責と任期もより明確にするべきだと強調する」と述べました。(06/01)
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