中国外務省の劉建超スポークスマンは25日、北京で開かれた記者会見で、中国は引き続き積極かつ建設的な態度で安保理のイラク問題に関する討議と協議に参加していくと表明しました。

アメリカとイギリス両国が24日に国連安保理にイラク問題に関する新しい決議草案を提出したことについて、劉建超スポークスマンは、「中国は安保理が新たな決議案を採択することを支持すると同時に、中国の立場を述べる非正式の文書を安保理に提出している。李肇星外相はこのほど、ロシアのラフロフ外相及びアメリカのパウエル国務長官と電話会談をした際、中国側の主張と配慮を伝えた。現在、中国はこの決議草案を真剣に検討している」と述べました。

劉建超スポークスマンはさらに、「中国側は、安保理のメンバーがよく意見を交換し、各方面、特にイラクとほかのアラブ諸国及び国連のアナン事務総長の意見を聞き取り、一日も早く『イラク人によるイラク管理』を実現させるため、できるだけ早く見解の一致に達するよう希望する」としています。（05/25）