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(GMT+08:00) 2004-05-21 14:15:15    
米軍とイラク国民会議議長が仲たがいをした

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 イラク駐留アメリカ軍とイラク警察は20日、イラク統治評議会のメンバーであるイラク国民会議議長のチャラビ氏のバグダッドにある事務室と住まいを突然捜査しました。その後、チャラビ氏は直ちにアメリカ軍を初めとする米英連合軍占領当局との間の関係はもはや存在しないと発表しました。実際には、アメリカとチャラビ氏との間の関係はすでに亀裂が現れていました。しかし、権力の移譲が近づいてきた敏感な時期に双方が公に相手の面目をつぶしたのは言うまでもなく、厳しく揺れ動いているイラク情勢に新しい不安定の要素を増やしました。

 チャラビ氏はサダム政権のとき、海外へ長期亡命し、アメリカの援助によってサダム政権の主な反対派となり、アメリカ政府、特にペンタゴンに今後のイラク政権を掌握できる主要な候補と見られていました。

 しかし、その後、アメリカの態度は絶えず変化し、チャラビ氏を今後のイラク政権の人選名簿から除き、イラク国民会議に対する援助をとめました。

 いわゆる「主人」に捨てられたチャラビ氏は怒り、アメリカと一層対抗するようになった結果、双方の主従関係は徹底的に決裂しました。

 チャラビ氏が気にいられなくなったのは次のようないくつかの原因があります。まず、アメリカがイラク戦争を発動した情報の面でチャラビ氏のいわゆる誤報によって騙されたと意識したからです。それはイラクは大量破壊兵器を擁しているという国民会議の提供した重要な情報をもとにブッシュ政権はサダム政権を倒す決定を行ったのです。しかし、その後、事実が立証しているように、これらの情報は誇張された根も葉もないものです。このため、アメリカ政府は国内外から巨大な圧力を受けました。しかし、チャラビ氏は「アメリカ中央情報局は情報に対する自らの分析と判断にあたるべきで、責任は自分と国民会議になく、アメリカ情報局にある」と見ています。

 次はチャラビ氏とアメリカの戦後のイラク政策が対立することはすでに「足かせ」と見なされているからです。

 今月の16日、チャラビ氏は西側の記者のインタビューに答えた際、その権力をイラクに全面的に移譲するようアメリカに要求し、「6月30日後は、イラク人が自ら、安全、財政と外交の面の実務を管理すべきだ」と述べました。この他、捕虜虐待やイラク中南部のイスラム聖地を攻撃したなどアメリカ軍の行為を非難し、はてはアメリカのイラク再建計画が完全に失敗するだろうと予言したことはアメリカ人を非常に怒らせました。

 第三に、国連特別顧問のブラヒミ氏がイラクで専門家型の政府を樹立し、チャラビ氏を除外したため、チャラビ氏に憎しみを抱かせました。チャラビ氏は、ブラヒミ氏のやり方はイラク人民のためにはならないと非難しています。

 更に、イラクの民衆におけるチャラビ氏の支持率は低く、イラクにおけるアメリカの代理人の重責を担うことが出来ないからです。このほか、チャラビ氏は銀行の資金を流用したため、ヨルダン裁判所によって22年の拘禁の判決が下されました。このことから、チャラビ氏がイラクの指導者に就任したら、イラクとヨルダンとの関係が損なわれるでしょう。それに、チャラビ氏がアメリカのイラク再建計画をイランに漏らしたことはアメリカを怒らせました。