ボアオ・アジアフォーラム事務局は19日北京で、このフォーラムの2004年年次総会の開催準備活動はほぼ終了し、フォーラムは予期どおり4月の24日と25日の両日、海南島のボアオで開催されると発表しました。

　伝えられるところによりますと、今回フォーラムのテーマは「アジアの共生を模索、世界に開放されたアジア」というもので、中国の胡錦涛国家主席がフォーラムに参加して基調演説を行います。また、カンボジア、パキスタン、マレーシア、日本、韓国、チェコとアメリカのいまの政界要人や元要人、それに現職の閣僚と高官などが出席するほか、世界銀行、アジア開発銀行、国連工業開発機関など国際機構の高官と100以上の世界の著名メーカーの代表もこれに参加することになっています。

　アジア・ボアオフォーラムの竜永図事務局長は、記者のインタビューに答え、「今回の年次総会では、アジアの経済協力という伝統的議題を討論するほか、世界のホットライントなっている問題、例えば、膠着状態にあるWTO・世界貿易機関の新ラウンド交渉などの問題にも注目し、経済のグローバル化と区域経済の一体化で現れた重要問題に反応を示していく」と述べました。