日本に対する中国の民間賠償請求訴訟を代行する日本の弁護士たちは7日、中国の東北部にあるチチハル市で、「8・4」事件の証拠集めにより十分対応するために、同事件の被害者弁護を専門的におこなう弁護団を日本で設立するつもりだと述べました。
去年の8月4日に発生した、チチハル市での第2次世界大戦・旧日本軍の遺留毒ガス漏洩事件で、44人の中国国民が被害をうけ、そのうち1人が死亡し、43人が負傷しました。
中国側を代行する日本の弁護士たちはこのほど、チチハル市で、この事件について訴訟前の基礎調査を行ないました。弁護士たちは、日本へ帰り、早急に、国内の正義感を持つ弁護士に呼びかけ、専門的な訴訟弁護団を組み、この事件の被害者が日本の法廷で最終的に勝利を得るために努力する、との意向を示しました。
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