• 中国国際放送局日本語放送(北京放送)• 日本語部スタッフ
China Radio International
ホームページ
国際ニュース
中国ニュース
      政治
      経済
      文化
      社会
      スポーツ
      掲示板  (BBS)

中国外務省記者会見

日本関連

愛知万博

朝鮮半島関連

台湾問題

日本語部の春
More>>
(GMT+08:00) 2003-12-28 20:05:59    
イラク駐留の連合軍が攻撃され

cri

イラク南部カルバラで27日、駐留連合軍に対する同時多発攻撃事件が発生し、ブルガリア軍兵士4人とタイ軍兵士2人、イラク警察6人、イラク住民1人が死亡しました。27人の連合軍兵士を含む129人が負傷しました。多くの死傷をもたらしたこの攻撃事件はイラクのクリスマス前後の血まみれた一週間に終止符を打ちました。

 現地時間、27日午後1時、カルバラ大学近くのブルガリア軍、カルバラ市郊外のポーランド軍、駐留連合軍の補給基地それにカルバラの警察署などがほぼ同時に自動車爆弾、迫撃砲、機関銃などによる攻撃を受けました。ブルガリア軍の駐屯地に突進した爆弾を満載したトラックが爆発した後、ブルガリア軍の兵士4人が死亡し、27人が負傷しました。また、ブルガリア軍の司令部も爆破され、カルバラ大学内のカルバラ州の州知事事務室もひどく破壊され、州知事や5人の管理委員会のメンバーそれに一部の学生が負傷しました。これとほぼ同時に、爆弾を積んだ自動車が警察署の前で爆発し、一部の警察の死傷をもたらしました。ポーランド軍の駐屯地と連合軍の補給基地も自動車爆弾或いは迫撃砲による襲撃を受けました。ポーランド軍のスポークスマンによりますと、タイ軍の2人の兵士が死亡したとのことです。

 事件発生後、連合軍部隊は即ち、事件現場にヘリコプター10機を含む快速反応部隊を派遣し、捜索しました。ポーランド軍のティシュキエヴィッチ司令官は「襲撃者は爆弾を積んだ自動車4台、迫撃砲、機関銃などで襲撃し、その目的は非常にはっきりしたもので、多くの人を死傷させるためだ」と述べました。

 アメリカのブッシュ大統領は爆発事件発生後、ブルガリアとタイの指導者にそれぞれ電話を掛け、両国軍隊の兵士の死傷に哀悼の意を表しました。ブルガリアのパルヴァノフ大統領は当日、国営放送局で演説を発表し、「ブルガリア兵士の死傷が発生したが、ブルガリア政府は引き続きイラク再建のために力を尽くすアメリカを支援する」との立場を表明しました。

 関係筋によりますと、イラクの反米武装勢力がクリスマス攻撃を発動し、特に、カルバラで多発攻撃を行うことはだぶん三つの目的があります。

まず、反米武装勢力はフセイン元大統領の拘束という影響を受けることがなく、大規模な攻撃行動を組織する実力をまだ、持っていることを示すことです。次はイラク反米武装勢力の士気を高めることで、最後は、アメリカがフセイン元大統領を拘束した後、イラク内外で作り出した楽観的な雰囲気を破壊し、イラクが依然として平和ではないとアメリカに警告を出すと同時に、イラクに派兵し、或いは派兵を計画している国を警告するためだとのことです。こうしてみれば、イラク情勢の見通しはまだ予測できないと見られています。(12/28)