春 節 の 料 理

 

肉親の情けを重んじる中国人は、年越しの食事を非常に重視しています。大晦日の夜、どんなに遠く離れていても、どんなに忙しい人でも、必ず実家に戻り 、家族と一緒に食事をしたいと考えています。どうしても、帰れない時、家族はその人の席を空けて、食事をします。その日の食事は中国人にとって、一年の中で最も重要な ものです。

 

 

年越しの食事は主に餃子や、長面などに決まっています。深夜12時、除夜の鐘が鳴った時 、餃子を食べます。12時は、旧年と新年が交代する時で、餃子は“交子”の発音を取って作った言葉です。古くから、中国北部に住んでいる人は餃子を食べながら、新年を迎える習慣がありました。長面はつまり長寿面です。新年に、長寿面を食べることは、長生きすることを祈るためです。それから、年越しの食事として、ワンタンや、湯円(もち米の粉で作るだんご)などを食べるところもあります。

 

以上紹介したのは、年越し食事の主なものです。一年の最も重要な食事として、これらの主食ではどうしても足りないです。トリや、魚、いろいろな野菜、海鮮など、家族 にとって最も贅沢な食べ物が、年越しの食事に見られます。 (中国国際放送局)