江蘇省無錫市にある黿頭渚公園でのお花見の歴史は1980年代にまで遡ります。日本の民間団体が無錫で「中日桜友誼林」の植樹を行ったことがきっかけでした。桜の林が、今では数万本規模の「桜の谷」になっています。
このエリアの桜の栽培面積は約65万平方メートルに及び、中心部だけでも20万平方メートルを超えています。エリア内には100種類の桜が合わせて3万本以上植えられ、早咲きの品種には「河津桜」「福建山桜」「椿桜」などが、中咲きは主に「ソメヨシノ」、遅咲きには「関山」「松月」「普賢象」といった品種があります。
黿頭渚公園は今や中国一の花見スポットになり、毎年、桜のシーズンには全国各地から50万人を超える観光客が殺到します。(取材・撮影:ヒガシ)