中日両国青年の草の根交流事業として注目を集める日中学生手話交流南京事業はいよいよ来年5月で10回目を迎えることになります。来年の開催に向けて、この事業の参加募集説明会が11月10日北京大学で開かれました。
この事業は、2009年から毎年実施されています。北京の大学に留学中の日本人大学生約10名が参加して結成した北京チームが中国手話を勉強し、毎年「中国障害者の日」の5月第三日曜日に中国の聾唖学校などを訪問して生徒達と交流するものです。毎年これに参加する学生は新しい留学生で、春節ごろの「キックオフ大会」から練習を開始します。南京市での交流期間中、北京チームのメンバーは聾唖学校の生徒に手話の歌や日本の踊りなどを紹介するほか、「老人ホーム」の慰問活動や南京大虐殺記念館への訪問なども行い、マルチな交流を展開しています。この事業は日中友好とアジアの平和に貢献するものとしてますますメディアからの注目を集めています。
今回の参加募集説明会にはこの事業の考案者でもある日中学生手話交流実行委員会の藤田安彦委員長が登壇し、手話交流の意義や開催地を南京に選んだ理由、この事業の10年間の軌跡などを映像や写真などで紹介しました。説明会に参加した留学生たちはみんな興味津々で、ほとんどが説明を聞いてすぐ応募したいと表明しています。 (ミン・イヒョウ)
【問い合わせ】
日中学生手話交流会 実行委員会
委員長 藤田安彦
メールアドレス yfujita6967@yahoo.co.jp
応募〆切:2017年12月15日まで
南京市での交流期間:2018年5月18日(金)~5月20日(日)