中国とカザフスタンの国交樹立25年に当たり、中国とカザフスタン、その他の中央アジア諸国との経済・貿易交流を促すため、第15回カザフスタン・中国商品見本市が6月29日、カザフスタンの最大都市アルマイトで開幕しました。陝西省楡林産のウール防寒服や農産物、工芸美術品が見本市で目玉となったほか、陝西省はカザフスタンと2件の協力協定に調印するなど、貿易協力の面でも大きな成果を上げました。
カザフスタン・中国商品見本市は、中国が中央アジアで開催する最大規模の海外見本市です。陝西代表団は4回連続で参加しており、今回の見本市の主要な出展者でもあります。楡林市は初めての参加ではあるものの、計9社の企業を出展し、およそ300種類の特色ある製品を展示しています。出展は楡林市人民政府が主催、陝西文投国際貿易有限公司の協賛を得て、楡林工業情報化局が運営しています。
陝西省商務局の戴士芳副局長が陝西展示ブースを見学した際、「この見本市への楡林市の参加は、対外貿易のカギとなる一歩を踏み出したことを意味する」と述べ、楡林の製品が世界で通用し、世界のブランドとなることに期待を寄せました。
また、同日午後、2017中国・カザフスタン経済貿易投資協力フォーラム及び輸入品商談会が開催されました。陝西代表団はカザフスタン側と2件の協力協定に調印しました。1つは陝西文投国際貿易有限公司とアルマイト貿易投資商会による総額50万ドルの芸術品相互調達協力協定、もう1つは陝西楡林工業情報化局とアルマイト貿易投資商会による総額50万ドルの陝西楡林伝統特産品のウール防寒服の買付けに関する協力協定です。(ZHL、星)