中国外務省の洪磊報道官は27日、北京で開かれた定例記者会見で、東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議が28日に発表した議長声明で、中国の南海島嶼での建設作業に強い関心を寄せているとしましたが、ASEANの一部の加盟国が南海で行っている海の埋め立てと軍事施設の建設などの違法行為には一言も言及していないことに対して、「ASEAN首脳会議の議長に厳正な立場を表明した」と話しました。
洪報道官は「例えば、フィリピンは中国南沙中業島で空港と埠頭などの施設を建設しているだけでなく、中業島や馬歓島、費信島などの島嶼にいわゆる「観光施設」を建設している。同国はまた、南海の仁愛礁付近に「座礁した」軍艦を補強し、この仁愛礁を違法占領することを狙っている」と紹介しました。
洪報道官はさらに「ベトナムは中国南海島嶼ニ十数か所の付近で埋め立て工事を実施すると共に、埠頭や飛行場、ミサイル基地、ビル、軍事基地、ホテルなどの施設を建設した」と述べました。
これらの違法な建設行為に対して、洪報道官は「フィリピンとベトナムなどASEAN加盟国の違法行為に断固反対し、中国の主権と権益を侵害する言動を直ちに止めるよう求める」と話しました。(万)
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