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ルクセンブルクの前首相でもある新任のユンケル欧州委員長は今月1日声明を発表し、「欧州委員会はこの日バトンタッチした。今後5年間の任期において欧州連合(EU)が経済、外交および内政の面で直面している前代未聞の試練に対処することに尽力する」と決意を述べました。
ユンケル委員長をはじめとする新体制が直面している試練とはどのようなものでしょうか。まず、経済面においては、世界的な金融危機と欧州債務危機による二重のダメージを受けた後、EUの経済は依然として回復していません。また、外交面においても、ウクライナ危機が膠着状態に陥ったことで、EUとロシアの関係は、冷戦が終結して以来、最も冷え込んだ時期に入っています。さらに内政面でも、EUの機関に対するEU諸国の国民の不信感が徐々に高まっています。
ユンケル委員長は、これらの試練への対策を「緊急の課題」として、「新しい欧州委員会を率いて、EUの新たな時代を切り開くという約束を果たすため努力していく」と述べました。(洋、小山)国際・交流へ
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