パレスチナとイスラエルは26日、エジプトなどの国と、国際組織の斡旋で、長期的な停戦を発表しました。国連はこれを歓迎する意向を示し、双方が直ちに政治的な話し合いを回復するよう呼びかけました。

　ガザ地区における停戦は、現地時間26日午後7時（北京時間27日零時）に発効したものです。ガザ地区では、多くの人たちが街頭で勝利を象徴するVサインで、50日間に渡った武装衝突の終わりを祝いました。

　国連のパン・ギムン事務総長は同日、声明を発表し、双方の無期限停戦に対し、歓迎する意向を示しました。声明では「ガザ地区とイスラエルの明るい未来には長期停戦が必要だ。それぞれの側は停戦の責任を追わなければならない」としています。さらに、パン事務総長は、パレスチナとイスラエルが話し合いを回復し、最終的な問題解決のための合意に達するよう呼びかけました。

　国際社会は双方の長期停戦の発表を支持しています。アメリカ政府も慎重ながらも歓迎する意向を示しました。米国務省のサキ報道官は停戦協定の持続に期待を寄せました。（殷、山下）国際・交流へ