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　パレスチナとイスラエルは7月31日に人道目的とした72時間の停戦に合意したものの、1日にはガザ地区で新たな交戦が始まり、数十人のパレスチナ人が死亡したということです。また、ヨルダン川西岸のパレスチナ住民がイスラエルに抗議するデモを行い、イスラエル軍と衝突し、2人のパレスチナ人が死亡したということです。

　交戦の再開について、双方が理由を訴え、停戦の中止を発表しました。一方で、パレスチナのアッバス大統領は、2日にパレスチナ代表団を率い、エジプトのカイロに向かい、停戦協議をめぐり交渉することを明らかにしました。代表団はパレスチナの主流派であるパレスチナ民族解放運動（ファタハ）、イスラム原理主義組織（ハマス）、パレスチナ・イスラム・ジハード（PIJ）のメンバーからなります。1日にカイロに向かう予定でしたが、72時間の人道目的とした停戦が崩壊し、日程がずれたということです。

　国連のパンギムン事務総長は1日、報道官を通じて声明を出し、パレスチナとイスラエルの停戦が破られたことに驚きと失望を表しました。最大限の自制を保ち、このほど合意した人道目的とした72時間の停戦に戻るよう双方を促すと同時に、影響力のある関係各方面が停戦に尽力するよう呼びかけました。（08/02　Lin、山下） 国際・交流へ