国連などが呼びかけた結果、パレスチナイスラム原理主義組織ハマスは26日未明、「国連が提示した12時間のガザ地区の人道主義停戦を受け入れる」と発表しました。
ハマスのズーリ報道官は「ハマスを含むパレスチナの各側は現地時間の26日午前8時から12時間停戦することで意見が一致した」との声明を発表しました。一方、イスラエルのネタニヤフ首相は、ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに対する軍事作戦を、イスラエル時間の26日午前7時から12時間停止することを明らかにしました。
エジプトのシュクリ外相、アメリカのケリー国務長官、国連のパン・ギムン事務総長、アラブ連盟のエルアラビ事務総長らは25日夜、カイロで共同記者会見を開き、「イスラム教の祝日『ラマダーン(断食月)』を迎える前に衝突を少なくとも7日間停止するよう」呼びかけました。
ケリー米国務長官は「この提案はイスラエルとハマスの間でまだ意見の一致をみていないが、各側が交渉を続け、最終的に完全な停戦を実現させることを期待する」と話しました。エジプトのシュクリ外相は「パレスチナとイスラエルは停戦の提案を受け入れる意向を十分に表していないが、エジプトは停戦を堅持し続ける」と述べました。パン・ギムン国連事務総長は「人道主義停戦の提案を堅持する。国際社会はガザ地区の衝突停止を希望している」と表しました。(Yin、吉野)
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