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中国国防省の楊宇軍報道官は26日の記者会見で、南海情勢に関する質問に対し、「南海の平和と安定の維持が各国の共通利益に合致している。中国はこれまでずっと、歴史的事実と国際法の尊重を踏まえ、当事国の協議による問題解決を主張している。独断専行して敵対の場面を作り続けていく国があるとすれば、それによりもたらされたあらゆる結果の責任を負っててもらう」と話しました。
また、フィリピンが最近、パラワン島付近のウルガン湾及び南海の中業島で、相次いで埠頭と空港、軍事施設を拡張し、南海における軍事的存在を拡大しようとしているものの、中国が南沙諸島の暗礁で空港を整備していると一方的に非難していることに関する記者の質問に対して、楊報道官は、「中国は南沙諸島及びその周辺海域に争う余地のない主権を有している。フィリピンは1970年代から、『国連憲章』と国際法の原則に背いて、中業島を含めた中国南沙諸島の一部の島と暗礁を不法に占領した。昨年末から、フィリピン軍は中業島に滑走路と軍事施設を作ることを発表しているが、中国はこれに対して断固として反対する」と強調しました。
フィリピンとアメリカが南海海域で行う合同軍事演習について、楊報道官は「中国は一貫して、関連国家間の防衛協力は域内の平和と安定を損ねるべきではないこと、いかなる第三者をも標的にすべきでないことを主張している」と話しました。(Yan、小山)
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